泥臭い仕事をする、
機械らしい機械。
そんな機械を造りたかった。

特殊品設計飯尾 俊樹

機械工学専攻 2015年入社新卒入社

入社の理由

歴史ある日本の企業らしい、
社風の温かさも魅力的でした。

機械設計者に憧れがあり、中でも建設機械や工具などの“泥臭い仕事をする機械”を造りたいと考えていました。そこで機械メーカーをいろいろと検討した結果、選んだのはキトー。“実用性が高い機械”、“機械らしい機械”を造っている会社だと感じたことと、若手にもやりがいある仕事を任せる社風だと聞いたことが決め手になりました。長い歴史を持つ企業らしい、昔ながらの古き良き雰囲気も魅力的でした。入社してまず実感したことは、ベテラン社員のみなさんが親切であること。誰に何を聞いてもざっくばらんに教えてくれるので、学びの段階にある若手技術者にとっては、とても良い環境です。若手も早くからものづくりの現場を見たり、お客様との打ち合わせに同席させていただくなど、幅広いスキルが身に付くよう配慮されていると思います。

成長した仕事

最近ようやく
「自分の技術がお金になる」と、
思えるようになった。

3年半ほどタイに赴任し、設計と営業を兼ねた役割を担ったことがあります。当時の自分にとっては大きな案件に取り組み、無事に業務を終えた時には設計者としての成長を感じられました。思い出に残っていることは、現地のクライアントが、私の名前を彫った製図用のペンを記念にプレゼントしてくださったこと。私たちは求められたものを造って渡す立場です。なのに、自分のこの地での経験を逆に形にしていただけたような気がして、とても嬉しかったです。こうした経験を経て、日本でもさまざまな案件に取り組み、最近になってようやく、「私が機械設計者です」と、初対面のお客様へ自信を持って名乗れるようになった気がします。

現在の仕事

若手チーム員も
やりがいある仕事ができるように、
気を配ります。

特殊仕様の巻上機の設計リーダーとして、チーム員9名への業務割り振りや進捗管理を行い、私自身も設計を行っています。このチームは一人ひとりが高い個人技を持つ技術者の集団。困ったときには助け合いますが、基本的にはそれぞれが個別に難しい案件に取り組んでいます。私が苦労したのは、鉄道のレール交換作業に使用するホイストの設計。長い路線にはカーブも斜面もあるため、どんな場所でも倒れない設計をすることが必要です。しかし事前の予測だけで万能の駆動機構を考えることは難しく、現場が変わると据え付けが上手くできなくなることもあり、苦労しました。求められる仕様が複雑すぎて根負けしたり、責任が大きいためにリスクを負うこともありますが、根気強く取り組むことで技術力は磨かれます。キトーには、こうして一人ひとりが比較的自由に仕事ができる風土があります。

今後の目標

タイでの経験から、海外で仕事をすることに興味が湧いています。そのためにも、このチームの経験値をさらに高め、将来的には、どの国のどんな現場にも対応できる力をつけたいです。そして、各国の子会社や代理店から声が掛かったら、すぐに駆け付ける。そんな技術者集団へと育てたいです。

1日のスケジュール

7:45 出社、メールの確認・返信
9:00 工程会議などの社内打合せ
11:00 チーム員へ仕事を割り振り、技術的な相談に乗る
11:30 昼休み
12:15 クライアントへの連絡、打合せ等
14:00 担当する案件の設計業務
19:00 退社 すぐにジョギング、サウナへ
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