理想のプログラムを書き、
自動化、ロボット化した
理想の生産ラインを実現したい。

生産技術浜野 孝俊

工学研究科 環境循環システム専攻 2022年入社中途入社

入社の理由

誰にでも説明できる、
分かりやすい製品を持つ
会社が理想でした。

技術者としていろいろな業界を経験したいという気持ちがあり、石灰石を採掘・供給する資源系の会社や自動車に使用される工業用接着剤などの材料系メーカー2社に勤務しました。しかしこれらの製品はどこにどう使われているかが見えないので、幼い娘や息子に「これがお父さんの仕事だよ」と説明ができません。そこで、次はもっと分かりやすい製品を手掛けたい、そして生産技術者としては工場の自動化・ロボット化に取り組み、生産性を向上させる業務をやってみたいと考えるようになりました。キトーの製品は前職の工場で使用しており、馴染みがありました。面接で本社を訪問すると、今後は工場の自動化や省力化を進める方針とのこと。迷いなく、即決しました。さらに、キトーの本社工場勤務者はほぼ転勤がないことも決め手になりました。前職では数年ごとに配置転換があり、子どもには転校が負担になると考えていたからです。

成長した仕事

ドイツへ出張、
タイへ長期滞在。
まったく予想外の転職1年目。

入社後はドイツにある製造工場の再構築プロジェクトに参画。私は組立ラインの導入を担当し、現地には2回ほど出張。さらにその後、タイの工場への生産移管のプロジェクトがあり、私も2か月ほど滞在して移管に向けた課題解決や現地スタッフへの教育指導を行いました。転職して1年目に重要な仕事をすぐに任され、さらに何度も海外出張をするとはまったくの予想外。英語が苦手なので不安なスタートでしたが、周囲の先輩たちの手厚いサポートに加え、会社が用意してくれる英会話などもあり、「なんとか、やれるものだな」と自信が付きましたね。家族のことを思えば転勤は難しいですが、こうして海外出張の機会をいただけることは嬉しいです。

現在の仕事

海外拠点の工場運営を
サポートしながら、
理想の生産ラインを考察中。

現在は引き続きドイツとタイにあるグループ会社を担当し、生産能力向上のためのサポートや技術支援を行っています。しかし、作業者の体格も考え方も異なる各国へ、日本人サイズの生産ラインや業務習慣をそのまま持ち込んでも上手くいきません。各国ごとに現場の意見を取り入れながら柔軟に対応し、最終的には互いに同じ目標を共有できるよう導くことが大切です。技術者としての経験値に加え、人間力も必要とされる仕事であることを実感しますが、大きなやりがいを感じています。実は、キトーへの入社を決めた理由の一つには、海外市場での売り上げが大きく、各国でのニーズが分散しているために基盤が安定していることがありました。入社した翌月に米国企業との経営統合が発表されたときには驚きましたが、この統合で海外市場での展開がさらに安定すると感じており、非常に楽しみです。

今後の目標

入社時の目標は、本社工場の自動化・ロボット化、省人化を手掛けることでした。私はプログラミングは未経験ですが、生産技術者としての考え方を正確に反映するために、自分でプログラムを書けるようになりたいと思っています。
そして娘や息子には「これがお父さんの仕事だよ」と、KITOのロゴが印された製品や機械が動く姿を見せたいですね。実は先日、工事現場で当社のホイストが使われているのを見つけ、さっそく教えてあげることができました。

1日のスケジュール

8:20 始業、メールの確認・返信
9:00 新規組立ラインのレイアウト検討
11:30 昼食
13:00 部内打合せ
16:00 海外拠点工場とWEB打合せ
17:20 退社
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